■新戦力を振り返る

FWダヴィ

評価 ★★

屈強なフィジカルとスピードを兼ね備え得点感覚も抜群。
テクニックはそれほどでもないが、ボックスに入れば相手DFをなぎ倒してでも点がとれる正にストライカー。
そういう意味ではピクシーが獲得を望んだのも理解できる
しかし去年のサッカーをベースに得点力をアップさせるという意味では完全に検討違いの結果になった。
ヨンセンの安定したポストワークがあったお陰で保たれていたバランスはダヴィの加入で崩壊。
恐るべき得点能力を発揮した反面、前線でボールを失い続けチームを機能不全に陥りさせた。
ただ加入前からダヴィの特徴をきちんと把握して、見合ったサッカーが構築できていればまた結果は違っていただろうに
ダヴィだけを責めるのも酷だと個人的には思う。
グランパスのサッカーにはフィットせずに去っていたが、多額の移籍金を残してくれただけに
クラブに貢献してくれたとも取れる。もしダヴィが移籍せずにケネディと組んでいたらどんなプレーも見せてくれたのだろうか。
移籍後のサッカーダイジェストのインタビューを読む限りプレー同様インテリジェンスはかなり低い

DF田中隼磨
評価 ★★★★


3バックを採用する時に控えに回されるのは恐らく小川と比べてオフェンス能力が低い為だと思われる
確かにシュートを打てば中学生のような威力で、クロスもお世辞にも巧いとはいえない(試合を決定づけるアシストもしたが)
ただ運動量を生かした粘り強い守備は本物
田中隼磨出場時に右サイドからピンチを招いた記憶が直ぐに思い出せないほどに際立っていた。
攻撃面でも精度こそ低いが果敢なオーバーラップで攻撃に厚みを加えた。
来年も右サイドバックのレギュラー候補NO.1なのは間違いない

FWケネディ
評価 ★★★★★


今年のMVP候補。ケネディが加入してなければJ2に落ちていたかもしれない。
来る前は劣化版ヨンセンだの的外れなことを言っていた自分が恥ずかしい
ヨンセンと比べてポストプレーこそ劣るが、空中戦はヨンセン以上。
Jリーグ最強のストロングヘッダーでデビュー戦のサンガ相手に見せたゴールを皮切りに
頭で叩き込んだゴールをどれもワールドクラス
岡田日本代表監督が馬鹿なことをいってくれるお陰で目の敵のように相手CBに削られながらも
絶えず前線で起点になってくれたお陰でチームも息を吹き返した。

MF三都主アレサンドロ
評価 ★★★


こんなロートルに移籍金払ってまで獲得する意味があるのかと思っていた自分はやっぱりは馬鹿でした
32歳にしてボランチという新境地でチームを操舵してみせた
セットプレーのキッカーとしてもチーム1の精度を誇るボールを蹴ることもでき
ACLの川崎戦をモノにできたのはケネディ、サントスという夏に加わった新しい力のお陰といっても過言ではない

FW/MFブルザノビッチ
評価 ★★


ピクシーの肝いりで入団したサビチェビッチ二世の異名を持つレッドスターの元10番
パス、シュート、ドリブル、センタリング、サッカーセンス・・・どれもそこそこ高い能力を持っているが
あのACミランで10番をはったサビチェビッチの後継者を名乗るには力不足過ぎる。
英語も話せず監督、コーチ、後はバキとしかコミュニケーションが取れないせいか中々自分の持ち味を発揮できない試合が続いたが
最近は少しづつプレーの中で自分の居場所を見つけつつある。
キレ味するどい・・・とまではいかないがキープ力のあるドリブルから相手を引き付けたところでサイドにボールを散らしたり
ボランチに入れば、ムラムラだったら周囲の状況関係なしにサイドにボールを蹴るだけだが縦に楔を入れることで
攻撃をテンポアップしてくれる。
助っ人外国人としてみれば、ちょっとどうなのレベルだが
考えてみればまだ24歳。来シーズンの躍進はブルゾの成長にかかっていると半ば本気で思っている
しかしいつの間にかグランパスは外国人を育成枠で使うようになったのか
ウェズレイ、マルケスと比較してクライトンは物足りないなんてブーブー言ってた頃が嘘のようだ